NHKの朝ドラ『花子とアン』の主演・吉高由里子(25)の評価がうなぎ登りだ。
「上品なのに自然体、大和撫子なのに奔放さも垣間見える。しかもどこかなまめかしい、だけどいやらしさがない……吉高さんはもともと女性からの人気は抜群でしたが、出演作の傾向からいって年配男性に認知度は低かった。それが突然朝のNHKで彼女に出会う。男性からすると、なんなんだこの女性は、と目が離せなくなってしまったんでしょう」(映画評論家・山縣みどり氏)
スタート以来、3か月連続で平均視聴率は20%を超え、その人気は『あまちゃん』『ごちそうさん』をしのぐ勢いだ。
『花子とアン』は『赤毛のアン』の翻訳者・村岡花子をモデルにしたストーリー。最近は吉高演じる「はな」が妻子ある男性との「道ならぬ恋」に落ち、懸命に彼を忘れようとしている最中なのだが、恋する吉高の切ない表情見たさか、さらに視聴率が上がっている。ちなみに「てっ」というのは、驚いた時に使う山梨・甲府の方言だ。
「今回の『花子とアン』は脚本家の中園ミホさんが、吉高さんしかいないと推したのは有名な話ですが、20代の若手女優のなかで、彼女は頭一つ抜きんでた存在になった。朝ドラが終わる9月以降も大物監督からの指名による映画出演のオファーが後を絶たない」(事務所関係者)
※週刊ポスト2014年7月18日号