覚せい剤取締法違反での逮捕から48日目となる7月3日、ASKA被告(56才)がようやく保釈された。東京湾岸署を車で出たASKA被告は、東京ミッドタウンの地下駐車場で車を変えて、追跡する報道陣を巻き、自宅に帰ることなく、千葉市ある創設70年を超える総合病院に直行した。ここで“シャブ抜き”をしていると伝えられている。
「夜7時に到着した病院では、身元引受人となった妻の洋子さん(59才)と、長男(26才)、長女(23才)が先に病室で待っていたそうです。1か月以上“アクリル板越し”でしか話すことのできなかった父との対面ですからね…。家族はみな、泣きながらASKA被告と抱き合ったようです」(ASKA被告の知人)
覚せい剤事件の再犯率は50%、特に50才以上の場合は79%にまで跳ね上がる。薬物依存治療に詳しい、周愛利田クリニックの利田周太院長が解説する。
「一度でも依存症になれば、“クスリをやりたい”という衝動は一生続きます。だからこそ、家族の支えが必要です。患者が再び薬物に手を染めない状態を“維持”するために、ずっと近くで見守らなければならない。繰り返しになりますが、“治る”ことはないのですから」
現在、洋子さんは、病院近くのホテルに泊まり、毎日、病院に通って夫の看病をしているという。
また、ASKA被告の逮捕直後、洋子さんの実兄(62才)は、女性セブンの取材に対し、「これからは、義兄ではなく、“本当の兄”として、彼を支えたい」と語っていた。そんな彼の存在も、ASKA被告の力になることだろう。
※女性セブン2014年7月24日号