今、占い好きの人々の間で話題になっている「なっちん占い」という不思議な名前の占い。本人も自覚していないような本性や行動の傾向までが、丸わかりになってしまうという。この占いを長年にわたって研究してきた、占術研究家の平賀隆生(ひらがりゅうせい)さん(以下「」内、同)は言う。
「古代中国にルーツを持ち、中世の日本では権力者が人事に用いていたと考えられています。“なっちん”は漢字で書くと“納音”で、これには“隠された本性(本音)”という意味がある。部下が謀反や裏切りを考えていないか、その本音を探るために使っていたんです。つまり、なっちん占いは人の本性を見抜くために、二千年以上の時間をかけて進化してきた占いなのです」
「なっちんは30種類もあるので、血液型や星座より明確にその人の個性がわかります。同じなっちんを持つ人の価値観は共通していて、無意識のうちに似たような生き方をしているのです」
「決して信念を曲げない」松柏木(しょうはくぼく)は、美輪明宏(79才)、大竹しのぶ(56才)、イチロー(40才)という“まさしく”な人ばかり。そして「万人に愛される」天河水(てんがすい)は、矢沢永吉(64才)、松田聖子(52才)、宇多田ヒカル(31才)と日本を代表するカリスマがずらり。
平賀さんによれば芸能ニュースもなっちん占いで読み解けるのだとか。例えば辻仁成(54才)と12年間の結婚生活ののち、離婚した中山美穂(44才)の、音楽家・渋谷慶一郎氏(41才)との手つなぎデートを女性セブンがスクープしたケースでは…。
「中山さんのなっちんは少し優柔不断なところのある白鑞金(はくろうきん)、辻さんは押しの強い性格の天上火(てんじょうか)で、これまでは不満があっても中山さんが押し切られる形だったのではないでしょうか。
一方、噂になっている渋谷さんは天河水(てんがすい)でカリスマ的才能の持ち主。中山さんとの相性もよく、とてもいい関係にあると想像できます」
※女性セブン2014年7月24日号