東宮一家の環境に大きな変化が訪れようとしている。この夏、皇祖・天照大神を祀る伊勢神宮に雅子妃が20年ぶりに参拝するというのだ。実現すれば、同行する愛子内親王にとっては初の参拝となる。
宮内庁担当記者の間では「愛子さまが通う学習院女子中等科が夏休みに入った後の7月28日、29日で1泊2日のご予定」という具体的なスケジュールも広まっており、大手紙の宮内庁担当記者は「同行取材の日程を組んでいる」と明かす。
宮内庁関係者にとって、皇太子と雅子妃、愛子内親王が揃って伊勢参拝するというニュースは大きな喜びと安堵とともに受け止められている。皇室ジャーナリストの神田秀一氏が語る。
「皇太子さまご一家にとって非常に意義深いものとなると思います。伊勢神宮は皇室の方々にとって特別な意味を持つ場所です。雅子さまのお元気な姿を見せられるとともに、将来の皇后さまとしてのご自覚を示される理想的な出来事になると思います」
伏線もあった。
「先頃、愛子さまにとって初めてとなる武蔵陵墓地のご参拝も発表されました。大正天皇や昭和天皇の御陵、そして伊勢神宮に東宮ご一家が参拝することを、両陛下も強く希望しておられた。それがいずれも実現すれば、両陛下と東宮ご一家の関係もぐっと深まると思います」(宮内庁関係者)
一部報道では雅子妃は昼夜逆転の生活を送り、愛子内親王は「登校拒否」が報じられるなど、不規則な生活でご体調が芳しくないといわれたが、東宮職関係者は「雅子妃のご体調は良好です」と不安を払拭する。
「雅子さまは今回のW杯に熱中された。深夜、早朝のテレビ観戦が原因で生活が不規則になっていたようですが、あくまで一時的なもの。閉幕すれば元の生活に戻られることでしょう。
愛子さまの“登校拒否”についても、朝寝坊した愛子さまが学校に遅刻したことが大袈裟に受け取られてしまったようです。たまたま皇太子殿下がスイスをご訪問中で、お二人の生活がルーズになってしまったというのもタイミングが悪かったかもしれません」
※週刊ポスト2014年7月25日・8月1日号