数々の修羅場をくぐり抜けてきたジャーナリストの山路徹氏(52才)が、女性セブン読者のお悩みを解決します。今回は、捨てられない夫に悩む妻からの相談です。
【読者からの相談】
うちの夫は昔、はまっていた飛行機のプラモデルにも釣り道具にも今は見向きもしないのに処分しません。そのおかげで今、ひとり暮らしをしている大学生の息子の部屋は夫の倉庫と化しています。どうにかして処分してもらう方法はないでしょうか。(50才・パート)
【山路徹のアドバイス】
ぼくも捨てられない人の気持ちは理解できます。ぼくの場合は万年筆が好きで、20年近く集めていますし、本だって積読(つんどく)状態ではあるにもかかわらず、次から次に本を買ってしまう。でも捨てられないんですよね。
ぼくの場合は万年筆と比較的かさばらないものだからいいのですが、あなたのだんなさんの場合は息子さんの部屋が占領されてしまっている。それが問題なんですね。
ただ、趣味をぞんざいに扱うとだんなさん自身もぞんざいに扱われたような気持ちになってしまう。それが男心です。だからむやみに捨てろとか処分しろとか言わず、「一度、ネットオークションにかけてみたら?」と提案してみてはどうでしょうか。
昔のプラモデルはものすごいプレミアがついている可能性もあります。オークションに出せば、買ったときの値段以上がつくかもしれない。そうしたらだんなさんだって、自分のコレクションが評価されたような気持ちになって、自分から売ってくれるようになるかもしれない。
釣り道具だって、オークションに出せば買い手がつくかもしれない。
まずはあなたがネットなどでだんなさんのコレクションがどれぐらいの価値になるかリサーチしてみて、「これぐらいで売れるから、一度、出展してみては?」とすすめてみる。それでもだめなら、「自腹でどこか倉庫を借りてほしい」と言うしかないですね。
※女性セブン2014年7月24日号