「最近、聖子の離婚情報が各方面に一斉に流れた。どうやら意図的に情報を流した人がいるんです」(芸能ジャーナリスト)
松田聖子(52)の「3度目の離婚間近」という情報が流れたのは、6月下旬のことだ。
「ある週刊誌がその話を元に聖子の離婚スクープを進めていた。ところが締め切り日になって、聖子の夫のK氏(51)から事実無根という抗議書が内容証明で届いた。もし記事にするなら刑事告訴も辞さないという強い姿勢だったためか、結局その記事はお蔵入りとなり、聖子がらみの小さな記事でお茶を濁すにとどまった」(同前)
聖子が突然の再々婚を発表したのは2年前のこと。お相手のK氏は慶応大学病院准教授を務める歯科医で、東北大学歯学部卒業後に慶応病院に勤務し、人工歯根を作る「インプラント」の第一人者として知られる。
当時K氏には妻と2人の子供がいたため、聖子の略奪婚とも騒がれた。確かに今年1月に不仲説が報じられたことはある。聖子が元恋人とロサンゼルス旅行へ出かけ、気づいたK氏がそれを追いかけたというものだ。
「K氏は聖子から“口内炎ができたから”と呼び出されてロスへ行ったが、追いかけたということは絶対ない!と憤慨していました。ただ、旅行相手の元恋人とは10年にわたって聖子のマネジャーをしている11歳年下のA氏で、娘の沙也加とともに同居生活をしていた時期もあり、内縁の夫ともいわれていたので“奇妙な三角関係”とも報じられた」(聖子の関係者)
聖子とK氏の結婚を機に一時はマネジャーを辞めたA氏だがこの3月に聖子と新事務所を設立し、再びともに仕事を始めた。
「聖子は兄と母が役員をつとめる個人事務所に所属していた。そこから独立してA氏と新事務所を設立するというのはなんとも不可解。それもあって不仲説が広まっていった」(前出・芸能ジャーナリスト)
それにしてもなぜ不仲説が“離婚報道”に飛躍したのか。前出・聖子の関係者が明かす。
「聖子さんとK氏は不仲どころか、とても仲むつまじい。K氏は最近も聖子のディナーショーに姿を見せていた。最近2人と一緒に食事した人は夫婦のいい雰囲気に驚いたくらいだといっている」
では、誰がどんな意図で離婚情報を流したのか。この関係者が続ける。
「K氏は9月に慶応病院内の教授選を控えている。K氏を当選させたくない別の派閥の職員が、ネガティブな情報をばらまいたようだ。本当の夫婦仲は本人たちにしかわからないにせよ、今回はさすがにとばっちりだと思いますよ」
聖子の3度目の離婚騒動は、白い巨塔の権力闘争に利用されたものだったようだ。そうはいっても離婚が病院内の勢力図を変えるほどの影響力を持っているとは──さすが聖子。
※週刊ポスト2014年7月25日・8月1日号