“おブスハンター”としてお馴染みのファッションプロデューサーの植松晃士さんが、大人の女性たちにメッセージを送る「オバさん万歳」。今回は、俳優・鈴木亮平さんとの対談を振り返ります。
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皆さま、ご機嫌よう! 今年度、上半期のドラマ視聴率トップ10が発表されました。1位に輝いたのは、杏さん主演の『ごちそうさん』。そして2位にはなんと、同じくNHKの朝ドラ『花子とアン』でした。
ご存じの通り『赤毛のアン』の翻訳家として知られる村岡花子さんを、吉高由里子さんが演じています。
実は私、先日、花子のお相手である村岡英治役の、鈴木亮平さんと対談しました。鈴木さんは、兵庫県生まれの31才。186cmという高身長。映画『HK 変態仮面』で主演なさったときから「素敵!」と思っていたのですが、実際にお目にかかったら、想像以上に素敵なかたでした。
印象的だったのは、整ったお顔立ちにきらりと輝く白い歯。笑顔がとっても爽やかなこと。気さくで話しやすい雰囲気をお持ちで、すごく気遣いのできるかた。「自分は、自分は」というタイプではなく、聞き上手なんです。
東京外国語大学卒で、英検1級をお持ちなのもビックリだけど、世界遺産検定の1級も持っているんですって。
世界遺産といえば、日本では去年の富士山に続き、富岡製糸場が登録されました。アンコールワットやマチュ・ピチュなども有名だけど、検定があるなんて、知りませんでした。
ご趣味である世界遺産についてお話しなさる鈴木さんは、お目々がきらきらして、それはもうチャーミングの一言につきます。彼の話には、思わず引き込まれてしまいました。あんな目で見つめられたら、乙女は誰でも「それで? それから? 私に世界遺産のすべてを教えて」という気分になってしまうこと、間違いなしです。
正直いって、私自身、それほど世界遺産に強い興味があったわけではありませんが、彼の話には、思わず引き込まれてしまいました。
同じ趣味の話をなさっても、「あなたの自分語りは、もうウンザリなんですけど」という気持ちにさせられることがほとんどなのに、この違いは何なのかしら。
鈴木さんは、役作りをする際、時代背景や役柄の家庭環境、セリフなど、さまざまな要素から、「この人は、いったいどういう考え方、感じ方をする人なんだろう」と、常に想像しながら演じていらっしゃるそうです。
そういう風に、人を取り巻く環境や立場、相手の気持ちを思いやることができるからこそ、ご自分の趣味の話をなさっていても、少しも押しつけがましいところがないのだと思います。
※女性セブン2014年7月31日・8月7日号