2011年9月、父・市川猿翁(74才)との45年にわたる恩讐を乗り越えて、歌舞伎界入りを宣言した市川中車こと香川照之(48才)。
40才を超えてのチャレンジに、梨園内部からは否定的な声もあがったが、すべてはともに歌舞伎界入りした長男・五代目市川團子くん(10才)に自分が継ぐことの叶わなかった「猿之助」の名跡を継がせるためだった。
いま香川家は、香川と團子くん、妻のA子さんと娘の真っ二つに別れていて、生活も完全に別々の“家庭内別居”中。さらにA子さんは“ある事件”がきっかけで香川へ強い不信感も抱いているという。
昨年10月、團子くんは市川染五郎(41才)の長男・松本金太郎くん(9才)とともに、『春興鏡獅子』の“胡蝶の精”の大役を務めた。この“胡蝶”は10分以上休みなく踊り続けなければならない難役。 キャリアわずか1年で、本格的な舞台は初めての團子くんが演じるのは大抜擢だった。
「しかし、それを共演する歌舞伎界の大物がブログで、名前こそ伏せてあったものの、團子くんを《只の駄馬》と酷評したんです。
それを知ったA子さんは、たいへんなショックを受けていました。さらに、大事な息子が批判をされたにもかかわらず、香川さんは相手が大物ということもあってか、何の対応もしなかったそうです。結局、ファンからのクレームで、そのブログの記述は消されたんですが、A子さんにしてみれば、“わが子を守れない父親なんて必要ない”となってしまったみたいで。いまだに香川さんに対して、根強い不信感があるようですよ」(梨園関係者)
A子さんからすれば、香川が勝手にひとりで盛り上がって、家族を巻き込んだ歌舞伎界入り。最初は協力こそしていたものの、あまりに家族を顧みない姿勢に嫌気が差しても何ら不思議ではない。
※女性セブン2014年7月31日・8月7日号