今年4月に行なわれたオーディションで5名の新メンバーが加入し、19人体制となったEXILE。現在の活動はEXILE「第四章」と呼ばれており、「第一章」がスタートした2001年から数えて13年という、息の長い活躍を見せている。そんなEXILEの活躍が、従来のファン以外の層にも大きな影響を与えているのだという。現在、就活中の大学生アユミさん(22歳)は、就職活動をきっかけにEXILEにハマったという一人だ。
「もともとEXILEは全然興味がなかった。でも先日テレビでEXILEのドキュメンタリー番組を見て“純粋に夢を追う姿”にグッと来てしまったんです。多分自分が就職活動でうまく行っていないからだと思う。自分が辛い時に、オーディションで落選してしまった同世代の男の子たちを見て、自分も絶対這い上がって夢を追ってみよう、頑張ろうと思った」(アユミさん)
また社会人3年目のマサフミさん(25歳)は、社会人になってからEXILEの魅力に気づいたと話す。
「自分はUKロックとかのバンドサウンドが好きだったので、これまでJ-POPはまったく聴いていませんでした。だから、始めはEXILEにも興味はありませんでした。でも同僚が、EXILEが震災以降ずっとチャリティプロジェクトを続けていることを教えてくれて、ネットで調べているうちに彼らの『アツさ』が分かってきた。
今、若い人って何かにアツくなることを“痛い”という風潮があるじゃないですか。そういう中で、必死に汗をかいて踊ったり、メンバー同士で泣きながら手紙を読むライブ映像を観て、彼らは本気なんだなと気づきました。それは学生じゃなくて自分が社会人になったからかもしれない。自分が立たされている環境が変わったからこそ、彼らのことを違った角度から理解できるようになった」(マサフミさん)
常に新たな夢を追い、進化し続けるEXILE。彼らの姿はさまざまな状況に置かれている人々を励まし、影響を与えているようだ。