国内

高1殺害容疑者 父の再婚で変化も近隣では「やっぱり」の声

 長崎県佐世保市で発生した、高1女子生徒殺害事件で逮捕された県立高校1年生のA子(16才)は、家賃6万円のマンションでひとり暮らしをしていた。実母は2013年10月に亡くなっており、その後2014年4月に高校進学を機にひとり暮らしを開始。また、実父は同5月に再婚している。

 小学校の頃には、給食に薬剤を入れるなど問題行動もあったA子。不安定な部分もあったようだが、母親が大きな支えとなっていた。

 しかし、突然の母の死という深い悲しみの中で精神的に追いつめられていくA子。にも関わらず、父は彼女を思わぬ形で裏切った。母が亡くなってわずか5か月後の今年3月、父は後に結婚することとなる、20才年下の女性・B美さんに出会ったのだ。

 当時A子の父は、妻を亡くした悲しみに浸ることもできず、仕事に追われる一方で、何を考えているかわからないA子に戸惑っていたという。

「彼とA子をつなぎ止めていた妻が突然いなくなって、娘にどう接したらいいのかわからないといった感じでした。だからといって家族のことをすべてさらけ出して相談する相手もいない。そんな時に出会ったB美さんは彼にとって心の拠り所となったんでしょう。出会ってすぐに恋に落ちて、再婚を決意。

 A子にも紹介していました。彼はいつも冷静沈着で理論的に物事を考えるタイプですから、普通なら周りの目や、自分の立場、子供たちへの影響を考えると思うんです。でもそれ以上にB美さんと一緒になることを選んだ」(A子の父を知る人)

 そして5月3日、A子の父とB美さんは入籍後、B美さんの地元で両家の顔合わせを行った。しかしこの席に、A子もA子の兄も出席しなかったという。

「みんなお母さんとか友達がいていいな。うらやましい。お父さんはお母さんが死んじゃってすぐに他の人を連れてきた。お母さんのこと、もうどうでもいいのかな」

 この頃A子は、幼なじみの女性に、そんな切ない胸の内を吐露していたという。

「思春期のA子でなくても、その父の早業は到底理解しえるものではないですよね…。彼女はこの4月高校に進学するのを機にひとり暮らしを始めました。9月から海外留学を予定していて、そのための“準備”ということらしいです。父親も“A子はしっかりしているからひとり暮らしをさせている”と話していたそうです。

 でも高校は実家のすぐ近くで、いくらお金があるとはいえわざわざ遠く離れたマンションでひとり暮らしを始めるのは納得がいきませんよね。A子が通う高校では、“校内で唯一のひとり暮らし”で、留学準備のためと学校も欠席しがちでした。担任やカウンセラーが、週に1~2回、生活状況の聞き取りを行っていたんですよ」(全国紙記者)

 A子のひとり暮らしマンションは、市街地の大通り沿いにあり、立地もいいため、地元では高級マンションと見られている。そこでは彼女のこんな姿が目撃されていた。

「平日昼間から自転車でぶらついていることがあった」
「制服姿は見たことない。高校生には見えなかった」

 A子にはショッキングな父親の変節だったかもしれないが、地元住民らにしてみれば、「やっぱりね…」の展開だったという。

「父親は夜の街じゃ有名なんですよ。羽振りがいいってね。地元一の高級クラブの常連だから、飲み代が月数百万円なんて聞いたこともあります。あくまで噂ですよ。前の奥さんの生前も女性関係でいろいろあったって」(あるクラブ関係者)

※女性セブン2014年8月14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト