結婚よりも離婚のほうが何倍ものエネルギーが必要だというが、世の中には妙な裁判へと発展するケースもあるという。元夫から家庭内暴力(DV)を受けていた30代の女性。結婚していた3年間は、自分が被害者だったはずなのに、ひょんなことから逆に訴えられるはめに──。
DVに耐えられず協議離婚した元妻。その後は、自分と同じように夫のDVに苦しむ女性のために、自身のフェイスブックに体験談を書き込んでいた。しかし、その体験談を元夫が発見。書き込みに激怒し、名誉毀損で元妻を訴えた。
元妻は離婚成立後に、元夫からのDVの証拠となる日記や診断書などをすべて処分していた。そのため裁判では、元夫の訴えが全面的に認められ、元妻は10万円の損害賠償を支払うことになった。
その後、元妻のフェイスブックには次々と「友達申請」が来たのだが、たどってみると、申請先はすべて元夫の友人。名誉毀損の裁判後に、元妻がまた何か書き込んでいないか動向を探るために、元夫が仕向けたものだった。
元妻は「それほど深く考えずにネットに書き込みをしてこんな大損をするなんて…」と後悔の念を口にしているという。
※女性セブン2014年8月14日号