国内

高1殺害容疑者に「過去の事件やアニメなどの影響の可能性」

 長崎県佐世保市で発生した、高校1年生女子が同級生を殺害し、遺体を切断するというショッキングな事件。被害者となった県立高校1年の松尾愛和さん(享年15)について、学校側は会見でこう話した。

「写真部に所属していまして、明るく面倒見のよい生徒でございました。1学期は欠席ゼロ。学習にも真面目に取り組んでおりました」

 逮捕されたA子とは中学からの同級生で、アニメ好きという共通点もあって親しかったといわれる一方で、学校側はこんな見解を示してもいる。

「そんなに親しかったのかはよくわからない。親しくなくても家を訪れることはあると思うんですよね」

 A子の松尾さんに対する凶行に強い憎悪を感じるというのは、医師で作家の米山公啓氏だ。

「一般的に感情が高ぶって相手を殺すってことはあっても、相手を切断するってことはよほどのことがないかぎりなかなかそこまではしないでしょう。被害者への一方的な嫉妬や恨みを募らせ、計画を立てたのかもしれません。猟奇的な側面は、過去の事件やアニメなど、残虐なものの影響を受けた可能性が高い」

 また一部では、A子を知る人たちが「ガッチリしたボーイッシュな女性」「ちょっと男の子っぽい。眉毛も太い感じで、化粧はしていない」「自分のことを“ぼく”と呼んでいた」という証言から、同性愛志向があったのではないかとの見方もある。

「この世代の女子同士は親密になると、ふたりだけにしかわからない心を許しあう世界を作り上げることがよくあります。他人からするとたいしたことでなくとも、当人同士で激しい憎しみになることもあるんじゃないでしょうか」(前出・米山氏)

※女性セブン2014年8月14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト