7月22日、ASKA被告と一緒に覚せい剤取締法違反の罪などで起訴された栩内香澄美(とちない・かすみ)被告の初公判が開かれた。栩内被告は起訴内容を全面否認。毛髪や尿から覚醒剤の陽性反応が出たことについて「ASKAとの性行為で体液が混ざってしまった結果」と主張した。
その初公判の3日後だった。栩内被告とは別の女性が警視庁の任意の事情聴取に応じて、「ASKA被告と一緒に覚醒剤を使ったことを認め、近く書類送検される」というニュースが一斉に報じられたのだ。
「否認を続ける栩内被告にプレッシャーを与える目的での捜査当局のリーク。しかし断片的な情報しか与えられなかったため、どのマスコミも女性の素性についてはほとんど何も掴めていない」(事件ジャーナリスト)
ASKAもこの別の女性と交際中に覚醒剤を使ったことを認めているという。複数の女性とシャブSEXに溺れていたということか。
本誌は栩内被告が以前勤めていたパソナグループの関係者から、この「第2の女」に関連すると思われる重要な証言を得た。
「ASKAと栩内が逮捕された日、彼女の家にはもう1人、別の人物がいた。パソナグループに関係する女性で、栩内とも親しいA子だったらしい」
ASKAと栩内被告が逮捕された事件発生当時、2人以外の人物は逮捕されていない。だがA子が、ASKAが覚醒剤を使用した場所に一緒にいたのが事実であれば、A子が聴取された女性である可能性も浮上してくる。
「栩内とA子はほぼ同い年で仕事内容も近かった。栩内は政財界のキーマンを集めたパーティなどで接待係を務めていて、A子も同じような役割。栩内と同じくASKAとは非常に親しかったようだ」(同前)
一方で件の女性には別の情報も流れている。
「警察内部からは都内在住のバツイチ女性だとか、ASKAの音楽仲間だという情報も漏れてきている。また、栩内被告と年齢が近い人材派遣会社の女性社員2人の名前も取り沙汰されている」(前出のジャーナリスト)
女性が不起訴処分になれば、世にその名前が出ることはない。ASKAの“第2の愛人”は謎のままか。
※週刊ポスト2014年8月15・22日号