不倫のリスクはかなり大きい。離婚に追いやられるだけでなく、社会的信用を失うことも──。
一部上場企業に勤める40代の夫と30代の妻。結婚8年目を迎えたある日、夫の怪しい行動に気づいた妻が、夫の携帯をチェック。メールから夫の浮気の事実とそれが社内不倫であることを突き止めた。その後、半年間の泥沼離婚訴訟の末、多額の慰謝料をぶんどり、離婚が成立。しかし、元妻の怒りは収まらなかった。
実はここからが、元妻の復讐劇の始まりだった。
元夫の勤務先は大手電機メーカー。フェイスブックに企業ページを掲載している。そこに元妻が、匿名で元夫が不倫していたことを書き込み会社に密告したのだ。もちろん、元夫と不倫相手の実名を出すことを忘れずに…。
書き込まれた情報は会社で大問題に。すぐさま会社は調査をして事実関係を確認した。 元夫は厳重注意で済むとタカをくくっていたが、子会社への出向を命じられ、契約社員だった不倫相手は契約の解除が言い渡された。
元夫の出向先は、事実上の左遷で間もなく自主退職。会社に密告した犯人が元妻であることを元夫は確信していたが、確たる証拠がないため文句を言うことすらできなかったという。
※女性セブン2014年8月14日号