数々の修羅場をくぐり抜けてきたジャーナリストの山路徹氏(52才)が、女性セブン読者のお悩みにお応えします。今回は、娘の結婚に関するお悩みです。
【読者からの相談】
娘が結婚したいと連れてきた相手はうちの夫と2才しか変わらないおじさん。夫は猛反対していますが、娘は「愛に年の差は関係ない」と意地になっています。私も賛成ではないのですが、娘が選んだ相手なので夫婦そろって祝福してあげたいのです。夫を説得する方法を教えてください。
【山路徹のアドバイス】
以前、ぼくの部下が同じような悩みを相談してきました。彼の妹がやはり20才以上年上の男性と結婚したいと連れてきたそうです。兄である部下は猛反対。それでぼくにどうしたらいいか、相談してきたんです。
ぼくは“結婚は本人がするものだから、妹さんの意思が固ければ受け入れるしかない”と答えました。結婚を頭ごなしに反対しても、妹さんが応じなければ、余計にこじれてしまうと思ったからです。
のちに妹さんに子供が生まれ、愛おしそうに我が子を抱いている姿を見て、彼も仕方ないなと思って、結婚を受け入れたそうです。子供ができると変わるんですよね、人間って。
結婚はトライアルができないから、こればかりはしてみないとわからないんです。もちろん入籍する前に一緒に暮らしてみて、相手のことを知るという方法もありますから、娘さんには“まずは一緒に暮らしてから結婚を考えたら?”と提案してみてはいかがでしょうか。
それに結婚は一生もんではありません。3度も離婚しているぼくが言うのもなんですが、結婚を一生もんと考えたら、期待を持ちすぎて、何かトラブルがあったときにショックが大きくてつらくなってしまう。
だからあまり結婚に縛られすぎず、ある程度、娘さんの言う通りにさせてみてはいかがでしょう。それでダメなら、娘さんをまた受け入れればいい。それぐらいの余裕を持っていたほうが万事うまくいきますよ。
※女性セブン2014年8月14日号