芸能

堀江貴文・茂木健一郎・金杉肇氏がラップを収録 紅白目指す

「ハッカーズ」のメンバー

8月6日(水)に東京都内の音楽スタジオで、堀江貴文氏が参加する音楽バンド「ハッカーズ」の新曲レコーディングが行われた。同バンドのメンバーは堀江氏と脳科学者の茂木健一郎氏、音楽/ゲーム/メディアなどのクリエイター金杉肇氏だ。

今年1月10日にデビュー曲のレコーディングを行い、7月22日に初ライブを行ったハッカーズが6日にレコーディングした新曲は4曲目にあたり、『money』(仮題)というタイトルのもの。

「金の価値って何だろ」「支払能力無いブラザー」「ビット・コインでグルービン」「生存競争あるのみ」などの歌詞が登場する。今回の新曲ではスチャダラパーなどをプロデュースした高木完氏をプロデューサーとして迎えている。

レコーディングは、金杉氏が最初にラップパートを録音し、その後堀江氏、茂木氏がそれぞれ自分のパートを個別に録音し、それを重ねていく形で行われた。堀江氏、茂木氏ともに、歌詞を見るのは当日が初とのこと。堀江氏はスタジオ入りから1時間もたたないうちに自身のパートの収録を開始し、OKテイクとなった。

 茂木氏はやる気があり過ぎたのか、「声が大きいのでマイクから一歩下がってください」とディレクターから指示される場面も。録音ブースの中に3人が入り1つのマイクに同時に収録を行う場面もあった。3人で顔を寄せながらの収録だったが、それぞれから「原始的な感じがしていい」とのコメントも上がった。

 現場では茂木氏の「(堀江さんって)Tシャツ以外着るの?」という質問に対し、堀江氏が、「いや、そりゃ着ますよ」と答えたり、機材の金額を聞いた茂木氏の「もう自宅でできるくらいになっちゃったんだね」というコメントに対し、堀江氏が「だいぶ前からできるようになってますよ」などのやり取りも。
  
ラップの収録は今回が初めてというハッカーズだが、堀江氏は「実はカラオケでラップをよく歌っているので、そんなに難しくはなかったです。nobodyknows+の『ココロオドル』をよく歌いますがその方がずっと難しいですよ」と語り、茂木氏は「僕もカラオケはよくいきます。パブリックエネミーを歌ったりしますね」、金杉氏は「音楽活動として、ラップユニットを結成してプロデュースを行ったりしていました。そういったラップ周辺の活動が多かったので、自分でもずっとやりたいという気持ちが強かったです」と語った。

『money』はその名の通り、お金のあり方に迫る歌詞になっているが、その意図について作詞を担当した金杉氏はこう語る。

「今回の楽曲では、お金があっても本当に幸せかというところを投げかけたかった。ドストエフスキーが貨幣は自由を鋳造するといいましたが、本当にそうかは疑問です。生きるためにお金を稼ぐとか、生活するためにお金を稼ぐとかではなく、好きなことをしてお金を稼ぐということが一番大切なんじゃないかと思います」

お金の話題については、堀江氏、茂木氏も巻き込み、こんな話になった。

金杉氏:「貨幣ってみんなが使っているから価値が担保されているだけで、ただの紙切れだよね。アメリカはドルをジャブジャブ刷っているけど、破たんしたら終わりだし。そういう意味では、みんなが使うようになればビットコインの方がいいと思う。」

茂木氏:「国家ってのは既得権の塊だからね。」

堀江氏:「僕は日本からNOといわれるより、appleやfacebookからNOといわれて、ツールを使えなくなることの方がずっと辛い」

なお、『money』はハッカーズが執筆する書籍『マネーと国家と僕らの未来』(廣済堂出版)と同時に9月にリリースされる。書籍はビットコインについて書かれたもので、今後の目標について金杉氏は「紅白出場」を掲げた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン