8月5日、第14回全日本国民的美少女コンテストの本戦大会が開催され、滋賀県出身の中学1年生・高橋ひかる(12)がグランプリに輝いた。芸能プロダクション・オスカープロモーションが主催する同コンテストは、これまで米倉涼子、上戸彩、武井咲、人気女優を数多く輩出している。14回目となる今回は応募総数8万1031通のなかから、21人がファイナルに進出。グランプリのほか、審査員特別賞、音楽部門賞、演技部門賞などの各部門賞も含め、計10人が入賞した。
実はこの全日本国民的美少女コンテスト、グランプリよりも各部門賞のほうがブレイクしやすいというジンクスがある。米倉涼子は第6回(1992年)の審査員特別賞で、上戸彩も第7回(1997年)の審査員特別賞だ。第11回(2006年)では武井咲がモデル部門賞およびマルチメディア賞(ネット投票1位)、忽那汐里が審査員特別賞となっている。もちろんグランプリは名誉なことだが、結果的にブレイクしているのは各部門賞の受賞者のほうが多いという傾向があるのだ。
そんな傾向を踏まえたうえで、今回の受賞者の中でブレイクが期待できそうな人材はいるのだろうか? 同コンテストを初期の頃からウォッチしているというテレビ誌ライターは、音楽部門賞の受賞者に注目している。
「今回音楽部門賞を受賞した花岡菜積さんは、なかなかの逸材だと思います。なんといっても名門・アクターズスクール広島(通称ASH)の出身ですからね」
広島アクターズスクール(通称ASH)とは、1999年に広島で開校したタレントスクール。その出身者がとにかく豪華で、Perfume、モーニング娘。’14の現センターである鞘師里保、海外でも人気沸騰中の3人組メタルユニット・BABYMETALのSU-METALこと中元すず香など、現在のアイドル界のキーパーソンたちは、いずれもASHの出身者。さらには、HKT48の村重杏奈、中元すず香の姉で乃木坂46の中元日芽香、ハロプロ研修生の実力診断テストでファン投票1位になった段原瑠々など、ASHから有望なアイドルが続々と誕生しているのだ。
「花岡菜積さんは、ASHのスクール生で組まれたSPL∞ASH(スプラッシュ)というグループに今年の4月まで所属していて、ステージ経験もありますし、歌唱力も申し分ない。オスカーはX21というアイドルグループを結成して売り出していますが、花岡菜積さんを加入させれば、かなりの戦力になりそうです。もちろん、ソロや新ユニットでのデビューというのもすごく面白そうです」(前出テレビ誌ライター)
現在のアイドル界の中では、なかなか存在感を発揮できていないX21。ASHの遺伝子を受け継ぐ花岡菜積は救世主となるか?