ライフ

ドラえもん映画 ストーリーを知る大人も「泣けた」理由とは

(c)2014「STAND BY ME ドラえもん」製作委員会

 野比のび太の誕生日翌日、8月8日から全国の映画館で公開され大ヒット中の『STAND BY ME ドラえもん』が、劇場内のあちこちからすすり泣きが聞こえると評判だ。TwitterなどSNSでも「泣けた」「号泣した!」との言葉が多いが、なぜ泣いたのかに触れた感想はまだ少ない。そこでTOHOシネマズ日本橋で映画を観終えたばかりの大人たちに、どの場面で泣いたかを聞いてみた。するとドラえもん、のび太くん、しずかちゃん、お父さんなど、いま作中人物の誰を身近に感じているかでもっとも泣ける場面が少しずつ異なることが分かった。

 多くの男性が感動した場面として真っ先に挙げていたのは、ドラえもんが未来へ帰ると決まったあと、のび太がひとりでジャイアンに立ち向かうところだ。ほとんどの人が、かつてマンガやアニメで見てストーリーを知っているにも関わらず泣いたと告白している。

「ドラえもんがいなくなって、のび太がひとりきりで頑張る様子を見ていたら、泣いちゃいました。どんなときも二人の友情は強いんですね」(20代・Aさん)
「のび太が、ドラえもんがいなくてもひとりで頑張ると決意したところです」(40代・Bさん)
「ドラえもんから独り立ちしようと、のび太が頑張るところです。思い出したら、また泣けてきました」(30代・Cさん)

 のび太の気持ちにシンクロして泣いてしまった意見としては、他にも

「しずかちゃんのために、彼女に嫌われようと努力するのび太が健気でせつなかった」(20代・Dさん)

 などが挙げられた。そして女性からは、結婚前夜のしずかちゃんとお父さんのエピソードを挙げる人が多かった。

「しずかちゃんのお父さんが超やさしくて、じわっときちゃいました。自分の父のことを思い出しました」(30代・Eさん)
「いまの時代は家族でも関係が希薄になっていますよね。お父さんは大切なことを言っていたと思います。大人の心に響きます」(30代・Fさん)

 ここまではのび太やしずかちゃんなど作中の子どもたちに自分を重ねた感想だが、4歳の息子さんの誕生日祝いに家族で映画を見に来た30代のGさんは、作中の大人に共感して泣いている。結婚前夜のしずかちゃんにお父さんが語りかける場面で、自分の家族の将来に思いを巡らせたからだ。

関連記事

トピックス

長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
3月末でNHKを退社し、フリーとなった中川安奈アナ(インスタグラムより)
《“元カレ写真並べる”が注目》元NHK中川安奈アナ、“送別会なし”に「NHK冷たい」の声も それでもNHKの判断が「賢明」と言えるテレビ業界のリスク事情
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
第一子誕生の大谷翔平、広告出演オファー殺到でスポンサー収入200億円突破も ベビー関連・ファミリー関連企業から熱視線、争奪戦早くも開始か 
NEWSポストセブン
九谷焼の窯元「錦山窯」を訪ねられた佳子さま(2025年4月、石川県・小松市。撮影/JMPA)
佳子さまが被災地訪問で見せられた“紀子さま風スーツ”の着こなし 「襟なし×スカート」の淡色セットアップ 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
金メダル級の演技(C)NHK連続テレビ小説「あんぱん」NHK総合 毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほかにて放送中
朝ドラ『あんぱん』で“韋駄天おのぶ”を演じる今田美桜の俊足秘話 「元陸上部で中学校の運動会ではリレーの選手に」、ヒロイン選考オーディションでは「走りのテスト」も
週刊ポスト
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
(撮影/田中麻以)
【高市早苗氏独占インタビュー】今だから明かせる自民党総裁選挙の裏側「ある派閥では決選投票で『男に入れろ』という指令が出ていたと聞いた」
週刊ポスト
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《ベイビーが誕生した大谷翔平・真美子さんの“癒しの場所”が…》ハワイの25億円リゾート別荘が早くも“観光地化”する危機
NEWSポストセブン
公然わいせつで摘発された大阪のストリップ「東洋ショー劇場」が営業再開(右・Instagramより)
《大阪万博・浄化作戦の裏で…》摘発されたストリップ「天満東洋ショー劇場」が“はいてないように見えるパンツ”で対策 地元は「ストリップは芸術。『劇場を守る会』結成」
NEWSポストセブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン