月~金午前2時起床、朝の情報番組『ZIP!』は4年目の「朝の顔」・日本テレビの桝太一アナウンサー(32才)。
どんなグルメよりコンビニご飯が大好き、休日は夜中までサッカーやRPGのゲームに没頭する――。そんなオタク気質満載の男は、「好きな男性アナウンサーランキング」でなみいるベテランアナを抑え、2連覇を果たした。
朝の情報番組で多くの芸能人を目の前に仕切る姿とは裏腹に、取材中カメラを向けると、「ぼく、スチールカメラを向けられるのがいちばん緊張するんです」と表情がガチガチに硬くなる。“愛されるアナウンサー”である所以が、この密着で見えてきた。
足を引きずりながら収録現場に現れ、苦笑い。
「捻挫したんです。理由? 恥ずかしくて言いたくないです(笑い)」
聞けば、久しぶりに体を動かそうとして数十秒後、準備体操で足をひねったのだという。こんなそそっかしいところも愛される所以なのだろう。178cmの身長に甘いマスク、東京大学に現役で合格し、アサリの年齢を推定する作業に没頭していた“イケメン理系男子”は、現在「好きな男性アナウンサーランキング」(オリコン調べ)で2連覇中。『ZIP!』を4年担当している。
「朝2時に起きて、ゆっくりコンビニ弁当を食べたいから(笑い)、3時には会社にいます。だいたい何もないと12時には退社して家に帰りますね。この生活スタイルにも、もう慣れました」
進学した同大大学院でアサリの研究者として行き詰まり、興味のあったメディアでの仕事に方向転換し、アナウンサーの道へ。自分のことを「オタクですから」と語る彼は当初は華やかなテレビの世界に戸惑いを覚えてばかりだった。
「芸能人のかたがたに囲まれ、こんなところにぼくみたいなアサリオタクがいてもいいのかと日々、居心地の悪さを感じていました。でも、世の中を見渡すと、何かを成し遂げるのは一つのことに情熱を注げるオタク気質の人間ですよね。
電子レンジだってパソコンだって彼らが作った。だからオタクであることに引け目もないし、逆にもっとオタクになりたいと思うようになって。まぁ、ぼくはアサリ業界ではオタクではなくチャラ男と呼ばれる部類ですけどね。中途半端で終わっていますから」
※女性セブン2014年8月21日・28日号