「高齢者にはやさしく」は、昔からある価値観だが、こちらのそういった親切心につけこんで、傍若無人なふるまいをする暴走老人はそこここに。
鉄道好きの小学3年生の息子と箱根に鉄道旅行に出かけた神奈川県在住のD花さん(40才・主婦)。「せっかくだからいちばん前の席に座ろう」と登山電車を2本やりすごし、ようやくいちばん前の座席をゲット。息子も「うれしいな~」とカメラを構えて喜んでいたのだが…。
「70才くらいのおじいさんが立ちはだかって、『年寄りが乗ってきたんだから、若い者は席を譲りなさい』と仁王立ち。『あちら、空いてますけど』と後ろのほうの空席を指差したんですが、『年寄りがここに立ってるんだから、子供はあっちに行け』と言って怒鳴り始めました。その目が血走っていて怖かったので、私たちは泣く泣く後ろの席へ。そのジジイは嬉しそうに最前列の席に座り、景色を楽しんでいました。許せません!」(D花さん)
※女性セブン2014年8月21日・28日号