元光GENJIの諸星和己と、元チェッカーズの鶴久政治が新たな音楽ユニットを結成する構想があることがわかった。これは10日放送の『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系、日曜朝9時55分)出演で明らかになったもの。
意外にもアイドル時代から仲良しだったという諸星と鶴久の2人。現在、諸星は鶴久に新曲の制作を依頼しており、さらにまたチェッカーズ時代の名曲『夜明けのブレス』を自分のライブでもよく歌うという。番組では、そんな名曲を2人で熱唱。その絶妙のハーモニーに司会者が「2人で活動してください」と言うと、鶴久は「はい」と即答。単なるプロデュースではなく、デュオでの活動を明言した。
「この『夜明けのブレス』のカバー曲とともに新曲を入れてCDリリースするということも考えているようです。ただ鶴久さんはあくまでも裏方、プロデュースだけを望んでいるようですが」(芸能記者)
2人はそれぞれ人気グループの元メンバー。気になるのが、何度も話題にのぼっては消える、光GENJI、そしてチェッカーズの「再結成」問題だ。諸星は光GENJIの再結成について番組内で、「ローラースケートの練習をしているメンバーもいる。やる準備はみんなできている。あとは、いつ、『よし行こうか』という状況になるか」と明かしたが、チェッカーズ再結成についての話は鶴久の口から一切触れられることなく番組は終わってしまった。
「鶴久さんとしては、今のところ再結成はない、とみているのではないでしょうか。そうした本人の意向があって、司会者も番組で触れなかったのかもしれません。ただ、フミヤさんは、自分が作ったチェッカーズの曲をライブでも歌っています。状況が整えば再結成の話は進んでいくかもしれません」(芸能ライター)
そもそもメンバー間の確執が決定的となったのが、サイドボーカルだった高杢禎彦が2003年に出版した、自身のがん闘病生活を含めた告白本の出版が始まりと言われている。高杢とともにチェッカーズ解散反対派だった鶴久は「高杢一派」というくくりに見られしまい、翌2004年に舌がんで亡くなったドラムス担当の徳永善也さんを送る会の発起人として高杢とともに呼ばれなかったという経緯がある。となると、やはり再結成は難しいのか…。
「一時の想いに任せてセンセーショナルな告白をしてしまった高杢に対し、鶴久はその後誰を責めることもなく、客観的に動きを見ている。いわば中立の立場にあります。フミヤが鶴久のそういう姿勢を見て、歩み寄りを見せている可能性もあります」(前出・芸能記者)
80年代に一世風靡したチェッカーズの姿が再び見られることを期待したいものだ。