全国で数百万台設置されているという防犯カメラ。近年はその進化もめざましい。日立国際電気が開発した「類似顔画像検索システム」は、目的の人物を1秒以内に検索して表示できるシステムだ。
「探したい人物の画像を登録し、検索すると、その人物と思われる検索結果の画像が表示されます。その画像を選択するだけで、前後の行動を動画で確認できます。あくまで類似検索ですが、監視映像を録画すると同時に、撮影されているすべての人の顔の骨格や目、鼻、口などの輪郭を数値化してデータ保存します。そのデータベースをもとに目的の人物を自動検索するため、瞬時に結果を表示することが可能です」(同社の広報担当者)
また、一昔前の防犯カメラは固定されたモニターで監視することが多かったが、最近は遠隔で監視することもできると関東セキュリティ代表の吉田賢一さんは明かす。
「防犯カメラの映像をスマホでも確認できるシステムがあります。切り替えも瞬時にでき、複数の映像を同時に見ることができるので、外出先でもチェックすることができます。コンビニ、スーパーなど小売店が導入するケースが多いです」
街の安全を守ってくれる防犯カメラ。その進化は頼もしいが、くれぐれも迷惑行為や犯罪行為の当事者にならぬようご注意を。
※女性セブン2014年9月4日号