国内航空3位のスカイマークの株価が、低迷から一転、一時ストップ高となって投資家を慌てさせた。
スカイマークは欧州エアバス社との超大型機「A380」購入交渉が決裂し、巨額の違約金支払いを求められて苦境が続いていたが、日経新聞が8月19日付朝刊の一面トップで「アジア最大の格安航空会社(LCC)であるマレーシアのエアアジアが経営支援の検討に入った」と報じると市場では一転して買いが集中した。航空評論家・青木謙知氏が解説する。
「経営支援がどのような形かにもよりますが、エアアジアCEOのトニー・フェルナンデス氏は柔軟な考えを持った経営者です。エアアジアはリゾート路線が多いので、明るいイメージを出すためにCAの派手なメークや真っ赤で目立つ制服を導入してきました」
となると気になるのは6月から羽田―福岡便で導入され、「推定膝上15cm」と話題を呼んだスカイマークCAのミニスカ制服がどうなるかだ。
「ミニスカ制服が集客に繋がると判断すれば存続を決断する可能性は十分にあります」(青木氏)
ミニスカ制服ファンには朗報だが、実は国内のCA制服愛好家の間では「日本人CAにエアアジアの制服を着てもらいたい」と、エアアジア制服のスカイマーク導入を望む声が少なくない。航空業界ウォッチャーは期待を込めてこう語る。
「エアアジアの赤いスーツ制服を空港で見かけると思わずまじまじと見つめてしまいます。海外でもファンが多い。サイズを間違えたのではないかと思うくらいぴったりで、身体のラインがくっきりと浮かび上がります。
タイトスカートの丈は膝上5cm強といったところでしょうか。しかも左側にはスリットが入っていて、そこから黒のストッキングに包まれた太ももが覗いてセクシーです。日本に導入されるならむしろ大歓迎です」
前出・青木氏も、「経営難に陥った会社というイメージを払拭するために制服をエアアジアカラーに一新することも考えられる」と指摘する。
エアアジアのフェルナンデスCEOはツイッターで、「スカイマークに興味はない」と買収報道を否定したが、ミニスカ制服の“着陸先”がどこになるか、しばらく目が離せない。
※週刊ポスト2014年9月5日号