芸能

『花子とアン』宮本龍一役の中島歩 嘉納伝助人気は正直悔しい

 NHK朝ドラ『花子とアン』で、炭鉱王の嘉納伝助(吉田鋼太郎)から蓮子(仲間由紀恵)を略奪した宮本龍一役を演じる中島歩(25才)。「どうして龍一と駆け落ちを!」という女性視聴者の思わぬ伝助人気に何を思う。

 * * *
 ぼくは今、まさに蓮子と駆け落ちをして世間から猛批判を浴びた当時の龍一の気持ち(苦笑)。正直、悔しさも感じますが、それも含めて作品の力を感じています。

 裸一貫で炭鉱王に登りつめた伝助は、男から見ても憧れる存在。演じる吉田さんもまたそうで、ぼくとは年季が違います。ですから、まだ何者でもない龍一を、役者として葛藤する自分と重ね、強い思いで吉田さんにぶつかりました。

 姦通罪もあった当時、白蓮と駆け落ちした覚悟は想像を絶するものがあります。ぼくは駆け落ちの経験もありませんから(笑い)、もし仲間由紀恵さんと駆け落ちしたらどうなるんだろう、仕事はもうできなくなるな…などと想像を膨らませながら撮影に臨みました。

 駆け落ちのシーンの撮影が終わると、仲間さんが「やりきった感があるね!」と。美輪明宏さんの歌がかかるなか、とても印象的なシーンになったと思っています。

 撮影は、大変ですが楽しい日々。ぼくが大学時代、落語研究会に所属していたのを知った吉高(由里子)さんから、「やってよ」と言われることもありますが、「いやだ」と逃げています。高座名は、恥ずかしいので言いたくないのですが、“大家主土(ダイヤモンド)”。先輩が付けたんです(苦笑)。

※女性セブン2014年9月11日号

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン