「舞台は私の原点です」
そう語るのは、9月8日までEX THEATER ROPPONGIで公演中の舞台『VAMP~魔性のダンサー ローラ・モンテス~』に出演している女優・黒木メイサ(26才)だ。舞台の原作となったのは桐生操が書き下ろした新作小説『魔性のダンサー ローラ・モンテス』(小学館)。そこで彼女は19世紀にもっともスキャンダラスといわれた実在“伝説の悪女”を演じる。
「初の悪役なので、すごくワクワクしながら本を読んでいましたけれども、やってみるとしんどい(笑い)。ローラは抱えるものがありすぎて、男性をだまし続けるただの悪女とは、わけが違うんです。“悪女”や“魔性”の概念が揺らぎましたね」
ローラと似ている部分はというと?
「私も、“ありがとう”と素直に伝えられず、心にもないことを口走ってしまう時がある。そんなところはローラと重なりますね。女性ならきっと、少なからず共感できる部分があると思います」
彼女の新境地を是非あなたの目で。
※女性セブン2014年9月11日号