「せっかく洗濯物を干したのに、妻から言われたのは“シワがついてるから洗い直すね”の冷たい一言」──家事を手伝った夫が妻からキツい言葉でダメ出しされてしまうのが、今メディアを賑わす「家事ハラスメント」なんだとか。そんな「家事ハラ」を受けた男性の、悲痛の叫びを紹介する。
「出張から帰ってきて、自分の洗濯物は妻の手をわずらわせないよう自分で洗濯。妻思いだなぁなんて思いながら洗濯物をベランダに干していた時のこと。妻は洗濯物のにおいをクンクンと嗅ぎ、“あ~あ”とため息。洗濯ばさみから外してカゴに戻し、再び洗濯機に放り込んだ。『どうして?』と聞くと、妻は不機嫌そうに、『別に』とひと言。沢尻エリカじゃないんだから」(東京都・50才会社員)
「お風呂掃除をして『お風呂入れるからね』と妻に声をかけると、妻は『ずいぶん早かったわね』と怪訝な表情で風呂場へ。そして『お風呂掃除っていうのはね、ここまでやってからできたっていうのよ』と、古い歯ブラシで目地を擦り始めた。呆然と見ていると、『邪魔だから、あっちいっててよ』。その言い方はないでしょ」(静岡県・46才会社員)
せっかくやったのに…と言いたげな夫の態度に、「それなら言わせて!」と妻の不満も大噴出する。
「洗剤の量をちゃんと量ってないし、干す時だってちゃんとシワを伸ばさないから、結局、洗い直すしかない。やり直す時の脱力感、旦那には理解できないかなぁ」(東京都・40才主婦)
「二度手間どころか、セーターが縮んだり、色移りしたり、取り返しのつかないこともある。不機嫌にならないほうが無理」(愛知県・46才主婦)
風呂掃除だって同様だ。
「風呂場の排水溝の掃除はいいけど、ゴミ箱にフィルターを叩きつけて周りに飛び散った汚れはそのままだし…言っても直らないから嫌になる」(東京都・51才主婦)
夫は家事をしているつもりでも、妻にはかえって余計な負担がかかるばかり。さらにウンザリなのが、「おれがやるから」としゃしゃり出てからの夫の質問攻めだ。
「『スイッチはどこだ?』『洗剤の量はこれでいいのか?』とか、何回聞いたら覚えるの? 自分でやったほうがはるかに楽」(東京都・55才主婦)
ついキツイひと言が出ちゃう気持ちもわからないでもない…。
※女性セブン2014年9月11日号