一般的には、年上の男性から年下の女性へと行われることが多いと思われているセクハラ。しかし、橋本聖子参院議員の高橋大輔選手のケースではないが、逆のパターンも少なくない。女性セブンは、セクハラの被害に遭ったことがあるという男性に話を聞いた。
女性によるセクハラでいちばん多かったのが、職場で年下の男性社員が女性上司や先輩から迫られるケース。電気メーカーに勤務する営業職の男性Aさん(32才)は、受注した機器の組み立ての応援に来てくれた40代の独身女性社員によるセクハラ被害に遭ったという。
「作業が終了した時は終電が終わっていたので、近くのビジネスホテルで一泊することになりました。部屋に入ってひと息ついていると、その先輩から電話があり、『今日のことで聞きたいことがあるから』と部屋に呼ばれたんです」
何か問題でもあったのだろうか…とドキドキしながら先輩の部屋を訪れると、女性社員はシャワーを浴びたあとのようで、バスタオルを巻いただけの姿だった。
「『すみません』と、慌ててドアを閉めようとしたら、『私は気にしないから入って』と、強引に部屋に引き込まれました。彼女はぽっちゃりした体形で、お世辞にも美人とはいえないタイプ。バスタオルを巻いている姿は、まさに太巻きでした。
おそるおそる部屋に入ると、『今日はあなたのために頑張ったんだから、マッサージしなさい』と命令されました。仕方なくマッサージをしていると、先輩は『あなたマッサージが上手ね。なんか変な気分になってきたわ』と言って抱きついてきたんです。身の危険を感じ、『すみません、彼女がいるもので』と言って先輩を押しのけて、自分の部屋に逃げ帰りました」(Aさん)
翌日、先輩社員は何事もなかったように振る舞っていたという。
※女性セブン2014年9月18日号