ネット上はかつてない大騒ぎとなっている。ハリウッドセレブ女優たちの全裸画像が大量に流出し、その被害者は100人超ともいわれている。その“豪華”すぎる面々のあられもない姿には驚くしかない。
まずは『世界にひとつのプレイバック』でアカデミー主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンス(24)。ソファーの上でブラジャーをずり下げ、豊満なバストを見せつけるかのようなポーズ。パンティを穿いていないため、両ももの奥まで見えそうになってしまっている。
映画『スパイダーマン』のヒロインだったキルスティン・ダンスト(32)は、ベッドの上でバストを見せつけながら挑発するようなカメラ目線を送っている。こちらもオールヌードだ。
モデルのケイト・アプトン(22)は、デトロイト・タイガースのエース、ジャスティン・バーランダー(31)とのツーショット全裸が話題になっている。シャワールームの鏡に映った仲むつまじい姿を、ケイトがスマホで「自分撮り」しているようだ。
もっと衝撃的なのがメリッサ・ブノワ(25)だ。人気TVドラマ『glee』に出演している新進気鋭の女優は、白人男性とのセックス中の1枚を晒されてしまった。男性の手で両脚を広げられ、髪をかき上げながら恍惚の表情を浮かべている。
極めてプライベートなこれらの写真が流出したのは、アップルのクラウドサービス「iCloud」へのハッキングが原因だとされている。ITジャーナリストの井上トシユキ氏がいう。
「クラウドとは写真や動画をネット上にアップすることで、大容量のデータをどこからでも閲覧できるサービスです。利便性から若い世代を中心に急速に広まっていますが、簡単にログインできるからこそリスクは大きい。ハッカーの手にかかれば造作もなくIDとパスワードを盗まれてしまう。同様の事件は今後も続発するかもしれません」
ネット社会ならではの恐怖だが、それにしてもハリウッドセレブはなぜ「自分のヌード」を撮りたがるのか。今回の写真もほとんどが「自分撮り」のものだ。
「海外セレブは自分の美貌に過剰なほど自信を持っている。だからヌードを写真に残すことへの抵抗感も薄く、ビーチでトップレスにもなれる。日本人とはそもそも感覚がまるで違うんです」(映画配給会社スタッフ)
とはいえ、今回流出画像が自分のものと認めたセレブはごく一部。全米チャート1位にも輝いた歌手のアリアナ・グランデ(21)は流出した写真について、自分ではないと否定している。
一方、流出写真が自分のものであると認めたジェニファー・ローレンスは法的措置をとることも検討しているという。さすがにダメージは大きかったようだ。
※週刊ポスト2014年9月19・26日号