日韓関係の今後を考えていく上でも、韓国人への理解を深めることは重要だ。彼らの行動様式や発言を理解する一端となるキーワードを紹介しよう。
●ウリとナム
ウリは「我々」(一人称複数形)の意。韓国人、朝鮮民族全体を指す場合もある。自分と同じ考えの、またはそうであるべき人たち。ナムはウリ以外の存在。
「韓国人は同士(ウリ)と袂を分かってナムと見なすと、徹底的にナムを排除する傾向がある」(ジャーナリスト室谷克実氏)
●パリパリ文化
パリパリは「急げ、急げ」「速く、速く」の意。巧遅より拙速を好む韓国文化を指す。しばしばインフラ整備などでパリパリによる不備が露呈している。2010年に開催されたF1韓国GPでは、やっつけの設営で路面状況が最悪の上、コースの芝生はすぐ禿げ、それを緑のペンキで補修する対応が嘲笑された。
●ケンチャナヨ主義
パリパリ文化と似たもうひとつの言葉。本来の意味は「問題ない」「関係ない」。細かいことに拘らない韓国人の適当な精神を指す。
「韓国では、肉体労働者への蔑視意識が強く、勤労意欲の失せた労働者は手抜きした質の悪い仕事に走る。セウォル号事故で露呈したずさんな実態は適当主義の現われ」(小倉紀蔵・京都大学大学院教授)
※SAPIO2014年10月号