【書籍紹介】『降り積もる光の粒』角田光代/文藝春秋/1300円+税
若い頃の貧乏旅行から、取材旅行を含め、今も頻繁に旅に出るという著者。なかでも特にひとり旅が好きだという。なぜなら〈何をうつくしいと思い、何をきたないと思い、何をおいしいと思うか、自分自身を信じるしかない。そうすると、自分ですら知らなかった、まったく新しい自分に、出会えることも多いのである〉。
旅情を誘う各地でのエピソードを綴ったエッセイのほか、途上国の少女たちを救うキャンペーンで訪れた国のリポートも収録。
※週刊ポスト2014年9月19・26日号