日本人として初めてグランドスラムと呼ばれるテニスの4大大会のひとつ全米オープンで準優勝という歴史的快挙を成し遂げた錦織圭選手(24才)。錦織の着るユニクロのテニスウエアや、彼の使用するウィルソンのラケットが軒並み売り切れ、試合の独占放映権を持つWOWOWには視聴申し込みが殺到。前年同期比の10倍以上の申し込みによりフリーダイヤルがパンク、決勝戦を放送した9日未明は、普段15分で済む契約が約2時間待ちになった。
この“錦織特需”の経済効果は300億円ともいわれる。安倍晋三首相(59才)が、「彼はまだ若い。頂点目指してがんばってほしい」と健闘を賞賛するなど、負けてなお、日本中で錦織フィーバーが収まる気配はない。
東の中海、西の宍道湖に臨む水の都・島根県松江市に、国民的ヒーローとなった錦織の実家がある。年に1、2度は帰省するというこの家の近所では、こんな光景が目撃されている。
「今も家の塀で壁打ちの練習をしとられるんです。あの錦織選手が、ですよ。昨年に帰省した時なんか、自宅前の小さな公園でお父さんとテニスしてましたね。そりゃ、通りかかった人間はみんな仰天してましたよ(笑い)」(近所住民)
※女性セブン2014年9月25日号