女優・安達祐実(32才)が11月8日公開の映画『花宵道中』で、主役の遊女・朝霧を演じ、初めてヌードに挑戦した。今回の作品で、大人の女優として大きな飛躍を遂げた彼女。しかし、8才になる娘は母親のヌードや濡れ場を複雑に感じているのではないか。そう質問をぶつけてみた。
「娘は、自分の母親が演技でいろんなことをするのに慣れていて、『ママが何かの役を演じている』という感覚は持っています。具体的に濡れ場があるとは言わなかったけれど、『周りの人に、ママが裸になっていると言われても、それは役のうえでのことだから気にしなくていいのよ』と説明してあるので。
ただもちろん娘を取り巻く周囲の人の反応は気になりますし、それによって娘が傷つくことだって…。
でもかといって、女優としてのキャリアアップを考えないわけにはいきません。ひとりの母親として働いて、子供を育てていかなければならないのは事実ですから。
そう考えると、この先、何十年も女優を続けていくためには、今ここで頑張っておかないとしんどいなという思いがあったんです。
『母親である私』と『女優としての私』の理想を追えば、必ずぶつかる部分が出てしまいます。それは本当に苦しいところですね」
32才、まだまだ女盛りでもある安達。最後に、これからの恋愛、そして再婚について尋ねた。
「恋愛に関しては、何がなんでもしたほうがいいとは考えてないけれど、いい機会があれば、やはりしたいですね。とはいえ『再婚』ともなると、子供のことも考えなければなりません。経済的にももちろん自立して、好きな世界で生業を立てている人が理想的ですね。今ですか? 恋はまぁ、ちょこちょこと、ですけど(笑い)」
そう笑う彼女からは、確かにこの作品で得た女優としての自信がみなぎり、また母として子を守り、育てる覚悟が感じられた。
※女性セブン2014年9月25日号