一時は首位・巨人に肉薄した阪神タイガースだが、9月に入って急失速。元阪神投手の江本孟紀氏(野球評論家)がダメ虎への処方箋を提示する。
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選手、監督、フロント、全部が悪い。「勝たなければいけない」という使命感、悲壮感が全く感じられない。
ムダ金を使って補強のフリをしているだけ。巨人も同様にムダ金を使っているが、ダメな選手はすぐに二軍に落とされるから悲壮感が生まれるだけマシ。この差が終盤に出た。
監督も同様。マスコミに叩かれたくないからと、やること為すこと見せかけばかり。GMを作ったり、掛布(雅之)を臨時コーチにしてごまかしてきたが、ついに逃げ道がなくなってしまった。
まァ和田(豊)監督は代わったほうがいいわね。どんな野球をしたいのか、どこを目指しているのかが見えてこない。何ができるかわかればファンにアピールできるがそれもない。試合が終われば評論家みたいなことをいうだけ。僕なんかよりずっと評論家らしいコメントだから始末が悪い(笑い)。
さっさと“本業”に戻ったほうがエエわな。
※週刊ポスト2014年10月3日号