各テレビ局や広告代理店では、タレント間の不仲情報や過去のトラブルをもとに、それぞれ独自に「共演NG」を設定しているものである。
「社外への流出を防ぐため、多くの場合は紙資料ではなく、歴代の編成担当や番組プロデューサーに口頭で申し送りされてきた」(某民放編成担当)というものの、番組プロデューサーによっては独自にリスト化している場合もある。
本誌は今回、某局のプロデューサーが複数のスタッフや芸能プロ関係者と情報交換して作成したリストを入手した。リストを持つプロデューサーがいう。
「NGリストといっても、タレントサイドから“アイツと一緒はダメだ”とクレームをつけてくるケースはそれほど多くない。
我々の側が“共演させないほうがいい”と配慮しているパターンがほとんどです。いざ問題が起こってからでは遅いですからね。
“共演NGリスト”は、テレビ局の自己防衛の意味合いが大きいんです」
※週刊ポスト2014年10月3日号