ライフ

親の死後に銀行口座を洗い出す方法をFP指南 まず郵便物から

 老親が自分や家族にために、預金を蓄えていたり生命保険に加入したりしていても、相続する側が把握していなければその努力は水泡に帰してしまう。どうすれば実家の金融資産を発見できるか。遺書や財産目録でわかるようになっていれば問題ないが、そうした準備をする被相続人は少ない。

「銀行口座」を確実に把握できれば、その他の資産を見つけるヒントになる。通帳には保険料の引き落としや有価証券取引などが記録され、他の金融資産の存在を知ることができるからだ。

 すべての通帳を発見できれば問題ないが、たとえば「へそくり用の口座」や「子供名義でつくった口座」などは、公共料金などを払うメインの口座とは別の場所にしまってあることも少なくない。

『もめない相続、後悔しない贈与』(綜合図書刊)の著書がある、ファイナンシャル・プランナーの相澤由佳氏がいう。

「まずは実家に保存してある郵便物や書類などを探すといいでしょう。メインバンクとは違う銀行からお知らせのハガキやダイレクトメールが届いていれば、そこに別の口座がある可能性は高い。クレジットカードや通信販売の明細にも口座情報が記載されている可能性がある。銀行名が記されたタオルやカレンダー、コップなどが手がかりとなることもあります」

 当たりがつけば、銀行に直接問い合わせる。相続人(一親等)であれば、請求者と故人の相続関係を証明する書類(戸籍謄本)や、本人確認のための身分証明書があれば、調べてもらうことが可能だ。

 金融機関によって対応は異なるが、たとえば三井住友銀行では、戸籍謄本のほか、除籍謄本(死亡事実の確認のため)、相続人全員分の印鑑証明書の3つが手続きに必要となる。手数料は1通800円となっている。

※週刊ポスト2014年10月3日号

トピックス

天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン