【書籍紹介】『NHKと政治支配 ジャーナリズムは誰のものか』飯室勝彦/現代書館/1700円+税
NHKの籾井会長の失言にはじまり、NHKに対する政治支配問題などを東京新聞の元解説委員が問う。〈営利を目的とせず、国家権力からはもちろん、あらゆる勢力から独立し(中略)国民の「知る権利」に応え、民主主義を支え、公共の福祉のために電波を使う〉のが本来のNHKであると言う著者。ほかに、メディアの報道姿勢、取材源秘匿問題などを取り上げながら、現在日本のジャーナリズムは岐路に立たされていると警鐘を鳴らす。
※週刊ポスト2014年10月3日号