9月10日、ラジオ情報番組『クロノス』(東京FM)に出演した竹内まりや(59才)は、ニューアルバム『TRAD』のPRをしつつ、収録曲『静かな伝説』について、こんな秘話を明かした。
「曲のアレンジを考えている時に、コーラスに物足りなさを感じて、ここは佳ちゃんと原坊の声だ!ってね」
竹内がコーラスに指名したのは、桑田佳祐(58才)・原由子(57才)夫妻だった。ふたりは竹内からのオファーを快諾し、コーラスに参加。さらに夫の山下達郎(61才)までそこに加わり、超大物ミュージシャン4人による“奇跡のコラボ”が実現した。
また前述のラジオで、竹内はレコーディングの前日、4人で深夜2時まで飲んだことも明かした。
「いつも通り、とりとめもない話も多かったんですが、握手券を付けずにどうやってCDの売り上げを伸ばすか、そんな話をしていたんです」
竹内がこう明かすように、この日は、アーティストにとっての“死活問題”を、真剣に協議したのだそうだ。深夜2時まで語り明かしたとあって、竹内の受けた刺激は大きなものだったという。
「今一度、原点にかえって、最高の楽曲を最高の音で収録して、音楽の力だけでミリオンを目指そう!って、みんなで誓い合ったそうですよ。彼女がアルバムのタイトルを『TRAD』にしたのも、桑田さんの想いに心打たれたからだそうです」(前出・竹内の知人)
『TRAD』というアルバムタイトルについて、竹内は歌詞カードで《「時代が変わっても流されず残っていくもの」を目指す気持ちを込めて、決めました。流行やブームとは少し離れたところで、時代や世代を超えて長く愛される音楽を、これからも追究していきたい》とつづっている。
そして9月23日、『TRAD』はオリコンの週間チャートで2週連続1位を達成した。
※女性セブン2014年10月9日号