男子フィギュアスケートの高橋大輔選手へのスケート連盟・橋本聖子会長によるキス騒動。こうしたオバさんの若い人へのスキンシップ事情について、ファッションプロデューサーの植松晃士さんが解説します。
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錦織圭くん、格好よかったですね。「いい夢見せていただきました」とお礼を言いたい気分です。でも「準優勝おめでとう」とは言いません。だって、ご本人はすごく悔しい思いをしているはずですから。ぜひ、表彰台のてっぺんを(テニスは表彰台って乗らないのかしらね)目指して頑張っていただきたいと思います。
久々にスポーツ界は盛り上がりましたが、少々前の話題は、某連盟会長の橋本聖子さんによる、「大ちゃん、無理チュー事件」でした。
いくら華麗な競技とはいえ、旧態依然としたスポーツの世界です。私自身は、縦社会の習わしとして、ああいった「ノリ」はあるのでは、というのが率直な感想です。もちろん、ちょっと腑に落ちない部分はありますが。
でも、それより何より大切なのは、「人のふり見て、わがふり直せ」ということ!
そもそもオバさんって、やたらとボディータッチする人、多くありませんか? しかも、肩を軽く「ぽんっ」って感じじゃなくて、ねと~っと触るの。時間にして2~3秒くらい。
若いかたがたは「ハグ」と称して、爽やかなボディータッチがサマになっているけれど、あれとは全く、印象が違います。
私が推測するに、オバさんって無意識に、「スキンシップで若い人の何かを吸い取りたい」と思って行動してしまうのではないかしら。構図としては、テレビの時代劇で可憐な町娘にせまる悪徳商人の越後屋そのもの。しかも町娘はお若い男性で、越後屋がオバさん。イタすぎます。
自分は「セクハラ」とは感じてなくとも、相手が嫌がる行為を強要したら、それはもうオバさんどころか、完全におやじの域です。いいこと? くれぐれも、「きれいな男子は目の保養」どまり。お手は触れないように。
※女性セブン2014年10月9日号