爽やかな秋晴れとなった9月27日。風は少し冷たく感じられたが、体を動かすには、ちょうどいい運動会日和。学習院女子中等科・高等科ではこの日、合同の運動会が行われた。愛子さま(12才)が出場されたのは、学年対抗の「ドリブル競争」と中1生徒のみで行う「みのむし」と「ダンス」だった。
「ドリブル競争」は、それぞれの学年から20名の代表選手が選ばれ、ボールを手でドリブルしながら、ゴールに見立てた籠まで運び、そこでシュートを決めたら、再びドリブルして戻り、次の選手にリレーするという競技。
「17番目に登場した愛子さまは、ご自分の順番を待っている間、中1チームが他学年に、あまりに大きな差をつけられたためか、ずっと曇りがちな表情をされていました。けれど、ご自分の番が来ると、ひとつでも順位を上げようと必死に頑張られていましたが、焦りもあったのか、なかなかシュートが決まらず、とても悔しがられていました」(学習院関係者)
愛子さまにとって、この日は中学生になられて初めての運動会。雅子さま(50才)も皇太子さま(54才)とともに開会式が始まってほどなくしてグラウンドに姿を見せられた。
「雅子さまは熱心に声援を送られていましたね。皇太子さまも一眼レフカメラとコンパクトカメラを使い分けられ、愛子さまが奮闘される姿を追いかけていらっしゃいました」(前出・学習院関係者)
わが子の成長に目を細め、笑顔の絶えないご様子の運動会だったが、その舞台裏では大きな波紋が広がっていた。
初等科時代の昨年までの運動会では、毎年取材設定があったが、愛子さまが中学生となられた今年からはマスコミへは一転して“非公開”となった。
「定例会見での小町恭士東宮大夫(68才)の説明では、“行事自体、保護者にしか公開していない非公開の行事なので”という、あくまでも学校側のルールに従ったという説明でした。しかし、それは初等科時代も一緒です。振り返ると紀宮さま(現・黒田清子さん、45才)が女子中等科時代には、運動会のご様子はマスコミによって報じられていた前例もあります。そう考えると腑に落ちませんよね…」(皇室記者)
また保護者の間でも混乱が起こっていた。
「二学期が始まって、すぐに学校側から保護者宛に《運動会のお知らせ》というプリントが配られました。そこには“お子様の写真を撮影される場合には、名札をご着用ください。また、他の生徒を本人に断りなく撮影することはご遠慮ください”と書かれていました。
これには保護者の中から、“愛子さまを撮影させないためだ”とか“うちの子の友達の写真も撮れないなんておかしい”また“写真流出を疑われているようで不快だ!”といった不満の声が続出しました」(ある保護者)
“マスコミ非公開”に“写真撮影禁止”──超厳戒態勢下での運動会開催となっていたのだ。
※女性セブン2014年10月16日号