仲間由紀恵(34)が俳優の田中哲司(48)と、大江麻理子アナ(35)がマネックス証券の松本大社長(50)と結婚した。アラフィフ世代はなぜ昨今の30代美女からモテるのか。
バブル世代が恋愛や結婚に向けて奔走していた時、女性たちが理想に掲げたのは「3高」だった。高学歴、高収入、高身長の3つだが、もちろんそんな条件をすべて手に入れている男なんてほとんどいなかった。それゆえ、当時の若者たちはファッションに気を配り、スマートな会話術を身につけようと雑誌をむさぼり読んだ。デートで彼女を満足させようと、入念な下見も欠かさなかった。
「彼女を映画に誘う時は、事前にその映画を観て、彼女が喜ぶ内容かどうかをチェックしていましたね。つまらなかったら、別の映画を観て、こっちのほうがいいかな、とか。もちろん映画を観た後は“初めて観た”ことにしておいたけど」(52・金融関係)
「クリスマスイブに向けて、半年前とか1年前から高級ホテルのスイートルームを予約していた。挙句、彼女にエッチを断られて、フラれた男同士で朝まで部屋で飲んだこともあったけど(笑い)。みんなそんなことに一生懸命になっていた」(53・広告代理店)
彼女とつき合うために、懸命に背伸びをしていたバブル世代の若者たち。イマドキの3低男性には“ムダな努力”に見えるかもしれないが、年齢を経るにつれて背伸びしていたことが自然に身につき、バブル世代の恋愛のスタイルとして定着していったのである。
バブル世代は仕事でも懸命だった。好景気の売り手市場で就職には恵まれていたが、社内には大量採用の同期社員があふれていた。しかもその後のバブル崩壊で業績が悪化し、出世競争は熾烈を極め、リストラの危機にもさらされた。それだけに上昇志向は3低世代とは比べ物にならないほど強い。
「15歳年上の上司と不倫していますが、彼の目標は役員になること。会社に対する明確なビジョンを持っていて、自分が出世することが会社のため、部下のためになると信じている。そんな純粋な気持ちで上を向いている彼を尊敬しているし、一緒にいるとキュンとなります」(34・商社)
自分にとっては当たり前だった「バブル育ち」の流儀。それが強力な引力を持っていることを知れば、あなたにも大きなチャンスが訪れるかもしれない。
※週刊ポスト2014年10月10日号