しょうゆは先にご飯にかけ、黄身はかき混ぜ過ぎず、箸先で軽く割る程度に。ひと口分ずつご飯にかけながら食べる。「ぜひ明太子の黄身和えもやってみてください」こう語る女優の大空眞弓さんに、突然だが、卵かけごはんの魅力を聞いた。
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体が弱かった私のために、滋養があるからと、炒り卵をはじめ、母がたくさんの卵料理を作ってくれました。58才のときに乳がんが発覚して以来いくつものがんになりましたが、モグラたたきのように一つひとつがんを摘出し、克服してきています。
そうした中でも食べたいものはセーブせずに食べ続けてきました。もちろん、大好きな卵も。1週間に60個の卵を注文して蒸し卵を作り、舞台共演者の方にもさしあげたり、卵焼きをおかずに卵かけご飯を食べたり。それがこんなに元気でいられる秘訣だと思うの。
卵はまさに私の人生のパートナーね。だから、お葬式は献花でなく献卵をする“卵葬(たまごそう)”にしたいと思ってるんです(笑い)。
※女性セブン2014年7月10日号