9月27日、公然わいせつの疑いで宮崎県警に逮捕されたのは、県内の私立高校教諭の藤川一郎容疑者(仮名・35)と、妻で公立中学校講師の智子容疑者(同・26)。
逮捕容疑は、8月31日午後4時40分頃、宮崎県新富町の公園で遊んでいた女児2人に、智子容疑者がいきなりワンピースの前を広げて見せ、その様子を一郎容疑者がビデオカメラで撮影していたこと。ワンピースは真ん中で開くタイプで、下は全裸だった。
「現場にいたのは被害者の子供2人だけで、子供たちが新富町の交番に逃げ込んだため、事件が明らかになった。今年に入って県内で複数回、男女ペアで女性のほうが裸を見せるという同じような事案があり、県警と高鍋署で合同捜査をしていた」(捜査関係者)
2人は容疑を認め、同様のことを複数回行なったとも供述しているという。実はこの2人、一郎容疑者が勤務する私立高校の元同僚で、結婚したばかりだった。
「今年に入ってから、一郎先生から“入籍しました”という報告がありました。うちの高校では、教師同士が結婚する際には、どちらかが自主的に他の学校に移るのが慣例になっている。それで智子先生が今年3月に退職したんです」(高校教頭)
一郎容疑者の自宅マンションの住人によれば、智子容疑者が一緒に住むようになったのは昨年12月頃だった。
「結婚したとは聞いていないし、奥さんだと紹介されたこともなかったので、同棲しているものとばかり思っていました。学校の先生だとは聞いていたので、今回の事件は本当にビックリですよ。
旦那さんは恰幅がよいスポーツマン風。声が大きくて、夜中の0時とか1時くらいまで話し声が聞こえていました。奥さんは愛想のない感じで、ちょっとぽっちゃりしていましたね」(マンション住民)
一郎容疑者は国語教師で3年の担任を務め、弓道部の顧問もしていた。
「熱血漢として評判で、生徒にも慕われていました。智子先生も真面目で生徒に優しい先生でした。だからこそ、2人がこんなことを起こすとは思いもよらなかった」(前出・教頭)
男子生徒に話を聞くと、
「生徒と気さくに話してくれるし、進路指導も熱心で、恋愛相談にも乗ってくれます。授業も面白くてわかりやすい。うちの学校の中でも人気がある先生の一人です」
と、普段はその性癖の片鱗を少しもうかがわせなかったようだ。
※週刊ポスト2014年10月17日号