ファッションプロデューサーの植松晃士さんが、愛すべき“オバさん”にひと言もの申す! 今回は、秋のファッションのアドバイスです。
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皆さま、ご機嫌よう。街は一気に秋になってしまいました。となれば、話題は当然、ファッションのこと。
今季のトレンドは、なんといってもプリントものです。ここ数シーズン継続している傾向ですが、ますます本格化して、チェックはもちろん、ジオメトリックプリントと呼ばれる幾何学柄も、大柄になっています。
そしておすすめは大胆なチェック柄。思い切って取り入れることで、旬の香りを身にまとえるだけでなく、ちょっと「お若い気分」まで味わえますよ。
50代のかたにしてみれば、柄物はニュートラ、ハマトラで培ったキャリアが生かせる貴重なトレンド。また、昔懐かしピーコートなども今年の注目アイテムです。
ただし、念のために申し上げますが、昔のお洋服を引っぱりだして着るのは絶対にやめてください。シルエットやデザインが似ているようで全然、違います。
「紺ブレ」も「タータンチェックのパンツ」も、そして「アーガイルのカーディガン」も、旬ど真ん中なアイテムですが、「カンチ(完治by織田裕二さんよ、もちろん)!」の時代に1人逆行して、リカ(by鈴木保奈美さん)になろうったって、お顔のしわ、シミ、たるみが許しませんから。
無謀で、無益な挑戦はやめましょうね。
逆にいえば、細身のパンツやストールなど、ポイントアイテムとして投入するなら、AKB48みたいな学生さん風のチェックだってイケます。
グリーン系のタータンチェックや、千鳥格子、グレンチェック…。どれもたまらなくかわいい柄がそろっていますよ。
マフラーだったら、比較的お値段も手頃ですから、今シーズンのものを手に入れてくださいね。微妙な色合いが、本当に昔のものとは違うんです。ホコリっぽいお洋服は、あなた自身をぐっと古臭く見せる、絶大な力を持っていることをお忘れなく。
※女性セブン2014年10月16日号