定年を迎えた途端、妙な趣味を始めてしまう夫に、困ってしまう奥様も多いという。神奈川県に住む専業主婦のAさん(56才)は、夫(64才)の変な趣味に辟易している。
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夫が定年を迎えました。今までは仕事、仕事で、家には寝に帰ってくるだけ。これからは夫婦共通の趣味を見つけて、のんびり暮らしたいと私は考えていました。
だけど、退職してすぐ、夫は見たこともないような小さいパンツ、“ブーメランパンツ”っていうんですってね、それをはいて、貧相な裸を私に見せ、「止めたってムダだぞ。これからオレは胸板の厚い男になる。オレは生まれ変わるんだ。ボディービルダーになるんだ」って宣言したんです。私、ひっくり返りましたよ。
でも夫は本気で、翌日からジムに通い始め、週に2日は特別料金を払ってボディービルの個人レッスン。
食事も、ダイエット食と筋肉を増やす食事を交互に作れって言うんです。あげくに、「日焼けしてないとサマにならない」と日焼けサロン通いまで。
それで、家に帰ればすぐに裸になって、「母さん、ちょっと見てくれ。ほれ、ここあたりに、筋肉がついてきたと思わないか。ちょっと触ってもいいぞ」ってシワっぽい腕だのお腹だのを突き出すんですよ。
静かになったと思えば、鏡の前であれこれポーズを取っています。定年退職後の熟年離婚が増えてるっていうけど、うちも例外じゃないかも…。
※女性セブン2014年10月16日号