ゴルフブームを牽引してきた宮里藍(29)は、人気・実力を兼ね備えたゴルフ雑誌の表紙の常連だった。しかし、今、その姿はほとんど見かけることがない。ゴルファーならずとも気になるこの「異変」について、10月6日発売の週刊ポスト10月17日号が謎解きをしている。
「きっかけは一昨年の秋頃、宮里側からのメールによる通達です。表紙に藍ちゃんの写真を使う際は、どの号でどのような写真を使うかを事前に申告してほしい、というものでした。送り主は藍ちゃんのマネージャーを務め、恋人とも噂されるA氏でした」
そう語るのはゴルフ誌編集者である。A氏は30代。英語が堪能な阿部寛似の長身だという。
A氏からの通達の内容は、「ヘソ出し写真などを無断で使用されることがないよう、事前に確認させてほしい」というもの。ゴルフ雑誌15媒体が加盟する「日本ゴルフ雑誌記者協会」は会員各社が個別対応することに決めたが、プレー中の写真使用の確認を求めることは海外でも例がなく、足並みは揃わなかった。
だが、今年に入って事態は急転。事前連絡なく宮里の写真を使っていた一部の社に対し、「この状況が続くようなら厳しく対処せざるを得ない」とする通達がA氏から再度届いた。結果、宮里の顔は表紙から消えた。
週刊ゴルフダイジェストを例にとれば、新春超大号(昨年末発売)で横峯さくら(28)と笑顔のツーショットが並んだ他は、3月11日号(2月25日発売)で登場して以来、一度も表紙を飾っていない。『ALBA』、『Waggle』、『月刊ゴルフダイジェスト』の表紙は今年一度もない。
週刊ポストはA氏を直撃して通達の真意を訊くともに、選手の肖像権と報道の線引きについて言及している。