芸能

木村拓哉とマツコ フジVSテレ朝の代理戦争でとばっちり

 1年間だけ同じ高校(千葉県の犢橋<こてはし>高校)に通う同級生だったSMAPの木村拓哉(41才)とマツコ・デラックス(41才)が、妙な騒動に巻き込まれている。

 発端は、9月22日に放送された連続ドラマ『HERO』(フジテレビ系)の最終回。木村演じる久利生公平は、事務官役の北川景子(28才)と墓参りをしていた。

 クライマックスの法廷シーン直前というだけあって、視聴者の緊張感も一気に高まるそんな場面で、木村らの後ろに「古舘家」「竹内家」と書かれた墓石が映り込み、インターネットの掲示板を中心に大問題となっている。

 この日の同ドラマは10時24分までの拡大放送で、『報道ステーション』(テレビ朝日系)と、20分ほど放送時間が重なった。“古舘”とは同番組の司会を務める古舘伊知郎(59才)。また“竹内”は、『報道ステーションSUNDAY』に出ている同局の看板アナ、竹内由恵アナウンサー(28才)ではないかと大騒ぎなのだ。

「名前などが映り込む場合、“鈴木”などといったよくある名字にCGで加工することがほとんどです。ところが画面には偶然にも“古舘”と“竹内”。もしかしたら、たまたま映り込んだのではなく、『HERO』のスタッフが、ふたりの名前を“刻んだ”のではないかとまでいわれています」(テレビ局関係者)

 そんな指摘が入るのには理由があった。同ドラマ放送から遡ること12日、9月10日に放送された『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)の冒頭で、サバイバルグッズの紹介中に丸めた新聞紙に火をつけるシーンがあった。そこで燃やされたのは、フジのグループ会社・産経新聞の8月19日版だった。

「番組などで新聞を燃やす場合、軋轢を生まないよう自分たちのグループ会社のものを使うのが通例です。テレ朝だったら、朝日新聞ですね。ところが、フジ系の産経新聞が燃やされた。通常ではありえない行為に、業界内でも“あれはテレ朝が朝日新聞に代わって産経新聞に報復した”といわれました」(前出・テレビ局関係者)

 ちょうどそのころ、朝日新聞の“慰安婦記事捏造問題”が連日メディアに取り沙汰されていた。その中でも産経新聞は《朝日記事の波紋》と特集記事を組み、紙面には《事実ねじ曲げ》《透けて見える悪意》などという言葉が並んでいた。

「実はマツコは、2013年に『27時間テレビ』(フジテレビ系)にゲスト出演した際、“(フジは)週刊文春の『嫌いなテレビ局』、断トツで1位よ! ダブルスコアよ。相当嫌われてるから!”と皮肉ったことがあるんです。テレ朝はそれに乗っかりたいとの思いもあったのかもしれません」(前出・テレビ局関係者)

“フジ対テレ朝”の代理戦争に巻き込まれた形でゴングが鳴った木村とマツコ。しかしふたりは、こんな騒動が起きてるって知らないのでは…。

※女性セブン2014年10月23・30日号

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