セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第1ステージは2年連続で阪神VS広島の組み合わせとなった。広島で11年間、阪神で10年間プレーした金本知憲氏(野球評論家)は、「モチベーションでは阪神に分があります」と、短期決戦では阪神が有利だと予想している。
そのうえで、金本氏を兄のように慕い、同じく広島と阪神でプレーした経験のある阪神の新井貴浩について聞いてみると、
「ああ~ダメダメ。使えないですよ(笑い)。元々2割6分の打者が、今は2割4分にまで落ちてとっくにダメなんです。本人にヘンな自信があるから気が付いていないだけ。このオフも、阪神でこのまま補欠になるのか、他球団でもう一度出直すか。今はそんなレベルですよ」(金本氏)
と厳しい愛のムチ。金本氏といえば、この話題にも触れないわけにはいかない。“タイガース機関紙”といわれる『デイリースポーツ』の10月7日付1面で阪神打撃コーチ入りが報じられたことを聞くと、「ありえませ~ん」ときっぱり否定した。
※週刊ポスト2014年10月24日号