10月初めのある夕方、東京・新宿の高級ウィークリーマンションのロビーに現われた1メートル88センチ、体重推定120キロの巨体は、居合わせた人々の目を釘付けにした。肌寒さを覚える秋半ばでもTシャツに短パン、黒光りする肌──清原和博氏(47)その人だった。
「手ぶらで、近所のコンビニにでも出かけるようなラフなスタイルでした。右足からはタトゥーものぞいていました。あまりの威圧感に後ずさりした」(目撃者)
このマンションは1泊からの利用もできるホテル兼用タイプ。高級さが売りで、ウィークリー賃料はどの部屋も10万円は優に超える。豪華な部屋では40万円以上かかるものもある。
「清原さんの姿は最近たびたび見られます。“離婚後、ここでひとり暮らしを始めたのか”“知り合いのところに転がり込んでいるのでは”と噂です」(別の目撃者)
清原氏は9月22日、妻・亜希さん(45)との離婚を発表。その半年前から亜希さんは2人の子供を連れて渋谷区内の自宅億ションを飛び出していた。
「別居が始まってから部屋は荒れ放題でゴミ屋敷のようになっているといい、清原さんは親しい女性の家やウィークリーマンションを転々としているらしい」(清原氏を知る関係者)
金銭的にも厳しい状況を迎えている。今年3月に『週刊文春』が薬物疑惑を報じてからは、テレビの仕事が激減。「以前からのタニマチのパチンコチェーンの営業で食いつないでいる」(同前)という。9月10日には税金の滞納を理由に自宅マンションを渋谷区に差し押さえられた。
「本人は薬物疑惑を否定しているものの、どのメディアも火の粉を恐れて彼を使おうとはしない。高級外車も売り払ったが、手元に残っているカネはわずか。もはや週10万円のウィークリーマンションの支払いでも厳しいのでは」(同前)
清原氏に現在の生活を聞こうとしたが、渋谷区の自宅では管理人が取材・手紙の受け取りを拒否。前述したパチンコチェーン関係者も「現在は連絡を取っていない」という。
※週刊ポスト2014年10月24日号