今や、かっこいいオンナ、の代表格――女優・米倉涼子(39才)に、「憧れの女性アンケートで常に上位ですよ」と伝えると、「すいません、私なんかで」とキュッと恐縮。うれしいほめ言葉は「『意外とまじめだね』って言われたら、あ、なんかほめられたって感じがするかも」と言うから、これまた意外。
「強いとか、かっこいいとかは役柄のイメージ。私自身は全然かっこよくないです。たまたま背が高くてガタイがいい印象で、たまたまバレエをやっていて体が動きますけど、自分の好きなところはあまりないです」と米倉。
かっこよさの秘訣があるとしたら「諦めること!」。諦めた分だけかっこよくなる? この、肩の力が抜けた感じこそが魅力の本質だ。「かわいい服はどうしても肩幅が入らない(笑い)。私は一生着ることができないとわかったことが、諦めの重要性に気づいたきっかけなんです」と解説するユーモアも含めて。
そんな彼女の当たり役、超絶技巧のフリーランス医を演じる『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の第3シーズンが9日より開始した。「今作は今まで以上に、権威を振りかざして頂点に立とうとするおじちゃんがいっぱい出てきます(笑い)」。
魑魅魍魎が跋扈する“白い巨塔”を颯爽と歩く姿は、やっぱりかっこいいのだ。
※女性セブン2014年10月23・30日号