『女は男の指を見る』などの著書があるエッセイストで動物行動学研究家の竹内久美子さん。雑誌・女性セブンにて『目からウロコの人生相談』を連載中の竹内さんが、芸能界一の動物好きで知られるお笑いコンビ「ココリコ」の田中直樹と、動物に関し、話し合った。
竹内:田中さんはどんな動物がお好きなんですか?
田中:サメですね。サメを見たくてダイビングの免許も取ったんです。番組の罰ゲームでオリの中に入れられて、4mのホオジロサメに触れる機会があったんですが、興奮しましたね。もちろん喜びのあまり(笑い)。
竹内:それじゃあ、息子さんたちとも一緒に水族館に行ったり?
田中:はい。ただ、長男が3才の時に、サメの水槽の前で延々とその魅力を伝えたんです。長男はよっぽどしんどかったみたいで、その夜に熱を出した(笑い)。自分の好きなものを子供に押しつけるのはよくないなと反省しましたね。あと、自宅では犬を2匹飼っています。自宅に帰ると玄関まで迎えに来てくれるし、じゃれてほしいと態度で示してくれる。自分を安定させてくれる存在です。
竹内:犬といえば…あくびの話をしていいですか。あくびって、その場にいる他の人に伝染しますでしょ? ある研究で、人と人が向き合って、あくびがつられちゃう確率を調べたら、およそ50%だったんです。続いてチンパンジー同士だとだいたい33%ぐらい。ところが、人と犬だと、人のあくびが犬にうつるのは72%の確率まで高まった。つまり、人間同士より、人間と犬のほうがあくびがうつるんです。
田中:ほぉ~!! それって…。
竹内:犬が人間を相手に、脳の中で共感しているんですね。この研究結果は、人間の考えていることや感情なんていうのは、人間よりも犬のほうが理解できるのかもしれないという可能性を示唆しています。田中さんも奥様と犬の前であくびしてみたらどうですか。奥様と犬のどちらがあくびに反応するか…。
田中:エエッ!? それは怖い!!!
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※女性セブン2014年10月23・30日号